『クラウドBOTで固定回数だけ同じ処理を繰り返したいけど、方法がわからない』というお問い合わせを多数頂きますので、こちらに方法をまとめておきたいと思います。
クラウドBOTはグループデータを使用して、繰り返し処理を行います。
固定回数の繰り返しを行う場合は、予め繰り返したい回数と同じ行数を持つグループを作成しておき、そのグループを使用して繰り返し処理を行います。
使用するサンプルページ
クラウドBOTのチュートリアルで使用している以下のページを使用して解説します。
https://www.c-bot.pro/example/tutorial/practice/2_index.html
この解説の中で実現する操作
1.予め顧客コードの一覧を持つグループを作成しておきます。(グループデータを固定で繰り返したい行数分追加しておきます。)
2.Webページにおいて顧客コードで検索を行い、結果として表示された会社名をコピーします。これを1のグループデータの行数分繰り返し処理します。
具体的な手順
操作記録を開始し、サンプルページにアクセスします。
BOTエディタ左下の 「ビューア」をクリックし、データビューアを開きます。
データビューアのタブから「グループ追加」をクリックし、グループを追加します。
ここでは、「ループ用」というグループ名を設定しています。
続いてグループにデータを追加します。データ名は、「顧客コード」とします。
繰り返し処理を行いたい分の行を追加し、値を入力します。
ここでは2行追加し、“C-240103”,“C-231201”の値を入力しています。
データビューア右下の「OK」ボタンをクリックして、データビューアを閉じます。
BOTエディタ左下のデータ欄から、 追加したグループ(ループ用)を選択し、「グループを使う」ボタンをクリックします。
タスク欄にグループが挿入されます。
顧客コードから顧客を検索する操作を記録していきます。
まずは、顧客コードを貼り付ける操作を記録します。
検索ボタンをクリックする操作を記録します。
表示された会社名をコピーする操作を記録します。
繰り返す操作の記録が完了したら、「グループ処理を完了する」ボタンをクリックし、残りのグループ処理を実行します。
BOTエディタ左下の**「ビューア」をクリック**し、データビューアを開きます。
ループ用のタブをクリックし、グループデータを確認すると、予め登録された2行分だけ繰り返し処理が実行されている事がわかります。
補足
グループに行を追加するには、グループ内にデータを作成する必要があります。
繰り返し処理の中でデータを使用しない場合でも、固定回数の繰り返し処理を行う場合には、以下のように何らかのデータを定義しておく必要があります。
BOTの定義ファイル
以下の定義ファイルを自身のクラウドBOTアカウント内にインポートしてご利用下さい!
固定回数のループ処理を行う方法-20250129105752.jws (4.6 KB)