グループ処理を使用してダウンロードした複数のファイルを、まとめて1つのデータにコピーする方法をご紹介します。
使用するサンプルページ
以下のサンプルページを使用して解説します。
https://www.c-bot.pro/example/community/customer_management_sample_1/index.html
この解説の中で実現する操作
1.グループ処理を使用して顧客情報の記載されたファイルを繰り返しダウンロードします。
2.ダウンロードした複数のファイルを1つのデータにコピーします。
具体的な手順
操作記録を開始し、サンプルページにアクセスします。
テーブルの行がグループ対象となるように範囲を調整 し、グループを確定 します。
「詳細」ボタンをクリックする操作を記録 します。
ファイルのリンクをクリックする操作を記録します。
仮想ブラウザにファイルがダウンロードされます。
戻るボタンをクリックする操作を記録します。
「グループ処理を完了する」ボタンをクリックし、グループ処理を完了します。
仮想ブラウザに複数のファイルがダウンロードされます。
すべてのファイルにチェックを入れ、「ファイルをコピー」ボタンをクリックします。
コピーするファイル1~5のファイル名を「*.pdf」に変更します。(ファイル名が変わってもコピーできるように拡張子がpdfのファイルを取得する設定に変更)
データ名を「ファイル(まとめ)」と入力し、「コピーする」ボタンをクリックします。
ファイルをコピーするタスクが追加されます。
データビューアを確認します。
1つのデータに複数のファイルがまとめられている事が確認できます。
BOTの定義ファイル
以下の定義ファイルを自身のクラウドBOTアカウント内にインポートしてご利用下さい!
グループで取得したファイルを1つのデータにまとめる-20250131133825.jws (4.6 KB)
作り方を動画で確認する
複数のファイルを1データにまとめるメリット
1.マルチアップロード対応のファイル参照フォームへのアップロードを効率化
kintoneの“添付ファイルフィールド"のように、一度に複数のファイルをアップロードできるフォームなどに対し、1タスクでファイルを一括アップロードできます。
2.BOTの実行結果をAPIで受け取る際の利便性が向上
BOTで取得した複数のファイルをAPIで一括取得したいようなシーンでは、レスポンス内のoutputの構造がグループに比べて少しシンプルになりますのでオススメです。
ファイルのコピーに関する補足説明
BOTでダウンロードしたファイルは仮想ブラウザ内に保存されます。“ファイルをコピー”する事で、BOTのデータにコピーされ、その後の処理で他のWebサイトにアップロードしたり、実行結果に出力できるようになります。
1ファイルをダウンロードして、1ファイルをコピーするが最も基本的な使い方ですが、
今回ご紹介したように、複数のファイルを仮想ブラウザ内にダウンロードしておき、「ファイルをコピー」のタスクで複数のファイルをまとめてデータにコピーするという操作も実現できるようになっています。
「ファイルをコピー」タスクの設定例
「ファイルをコピー」タスクの設定によって、様々な条件で仮想ブラウザ内のファイルをデータにコピーできますので、参考までに設定例を掲載しておきます。
※条件に一致するファイルが必要数に満たない場合、タスクがエラーになります。
※条件に一致するファイルが必要数以上存在する場合は、 ダウンロードの新しいファイルが優先的に選択されます。
ファイルのコピーについては、ドキュメントページに詳しい仕様が解説されていますので、ご参照下さい。
https://docs.c-bot.pro/user_guide/bot/b-bot_editer/file_operation/#outline__4