グループの「周」と「回」について

クラウドBOTは、グループ機能を使用してページ内の一覧データを取得できます。

グループ機能で繰り返し処理をする際に「周」と「回」という考え方があります。
これらがどういうものなのか、クラウドBOT公式サイトのお知らせ一覧ページを使用して解説します。

「周」について

一覧データの情報を取得するBOTを作りながら解説します。

公式サイトのお知らせ一覧から「日付」と「見出しテキスト」を繰り返し取得するBOTを作ります。
※詳しい操作説明はこちらをご参照ください。

グループを使用して1つ目のお知らせの内容をコピーする操作まで記録しました。

グループタスクに「1周目」というバッジが表示されており、データビューアを開くと取得した日付とテキストが1行追加されています。

「次へ」ボタンを1回クリックすると、タスクカーソルがグループの最初に移動し、バッジが「2周目」になります。
「次へ」ボタンでタスクを進めて2つ目の内容を取得し、データビューアを開くと2つ目のお知らせが2行目に追加されています。

グループ処理を1周するごとにグループデータへ1行追加します。

グループタスクの青い枠の中で記録した操作は、存在するデータの分だけ上から下に繰り返し処理するので、いま何周目のデータを処理しているのかを把握しにくいです。
グループタスクのバッジで何周目かを確認すれば、グループデータにおいて何行目の作業をしているかを把握できます。

「回」について

複数のページから一覧データの情報を取得するBOTを作りながら解説します。

公式サイトのお知らせ一覧は、1ページあたり10個のお知らせが表示されており、それが複数ページ存在します。
この複数ページの一覧データを繰り返し取得するBOTを作ります。
※詳しい操作説明はこちらをご参照ください。

先ほどのBOTで「グループ処理を最後まで進める」ボタンをクリックし、1ページ目の処理を最後まで進めます。
「グループ処理を完了する」を押すとグループタスクの外に出てしまうので、こちらは押さないでください。
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サイト内にある「次のページに遷移するためのボタン」を使って条件分岐を作ります。
この時、最終周のフィルタにチェックを入れます。
上記の「グループ処理を最後まで進める」をしていないと、最終周(今回は10周目)に達していないので条件の中に入れません。

条件の中で、次のページに遷移するためのボタンをクリックする操作を記録します。
遷移したページの情報を最初から取得したいので、「1周目に戻す」ボタンをクリックします。

グループタスクのバッジが「10周目 / 1回目」となります。

「次へ」ボタンを2回クリックすると、タスクカーソルがグループの最初に移動し、バッジが「1周目 / 2回目」になります。
「次へ」ボタンでタスクを進めて、2ページ目の1つ目の内容を取得します。
データビューアを開くと、2ページ目の1つ目のお知らせが、1ページ目で取得した10件のデータの次に追加されています。

処理を1周目に戻す場合、最終周まで処理することを「1回」と数えます。

複数のページに渡って情報を取得する場合、いま何ページ目を処理しているのかを把握しにくいです。
グループタスクのバッジで何回目かを確認すれば、何ページ目の作業をしているかを把握できます。

補足:回数制限

グループ内で処理を1周目に戻すことにより、周回を無限に繰り返してしまうことを防ぐため、回数制限を設けており、初期値は10回に設定されています。
「Exceeded group attempts limit.」というエラーが出たら、必要に応じて回数制限を調整してください。

BOTの定義ファイル

以下の定義ファイルをご自分のクラウドBOTアカウントからインポートしてご利用頂けます。
グループの「周」と「回」について.jws (4.6 KB)

※BOTのインポート方法はこちら