クラウドBOTでWebの自動化を進める際、ブラウザの自動操作だけではサポートできない操作が存在します。
例えば、ファイル内データのフォーマット変更や外部サービスとのAPI連携などがそれに該当します。
クラウドBOTでは、このような、“Webの自動化において必要だが、ブラウザの自動操作だけでは実現できない機能”を仮想ブラウザの拡張機能(以後「拡張機能」とします)という形で提供しております。
拡張機能のパッケージとアプリについて
拡張機能は目的別に「パッケージ」があり、その中に実際に使用する「アプリ」があります。
例:パッケージ「CSV」
このパッケージはCSVファイルを処理します。
例:パッケージ「CSV」のアプリ
・ビューア:CSVファイルのデータをテーブル表示します。
・新規作成:CSVファイルを作成します。
・データ行追加:CSVファイルに新しいデータ行を追加します。
・データ編集:CSVファイルのデータを編集します。
操作の目的に応じた最適なアプリを使用する事で、自動化の範囲が広がります。
※拡張機能の一覧は公式ドキュメントに掲載されています。
拡張機能の基本的な使い方
ここでは、拡張機能パッケージ「CSV」のアプリ「ビューア」を使用して、Web上からダウンロードしたCSVファイルの内容をグループデータとして格納する手順を解説します。
手順1:CSVをダウンロードする
BOTエディタを開き、仮想ブラウザを起動します。
「ブラウザ操作を記録する」ボタンをクリックし、下記サンプルページにアクセスします。
https://www.c-bot.pro/sample/basic/basic-04.html
そのまま「CSVダウンロード」ボタンをクリックする操作を記録します。
ダウンロードされたファイルは仮想ブラウザに一時的に保存されますので、BOTのデータとして格納します。
※ダウンロードしたファイルの格納方法はこちら
手順2:CSVの内容を表示する
画面右上の3つの点をクリックし、「拡張機能」をクリックします。
パッケージ「CSV」をクリックします。
アプリ「ビューア」をクリックします。
「CSVファイル」のフォームに、先ほどダウンロードしたCSVを貼り付けます。
そのまま「次へ」ボタンをクリックする操作を記録します。
「表示」ボタンをクリックする操作を記録します。
CSVの内容が表示されます。
手順3:グループデータに格納する
表示された内容の左上の項目をクリックし、「選択範囲メニュー」をクリックします。
「選択範囲を広げる」をクリックし、各行に青い枠が表示される状態にします。
選択範囲を調整できたら「選択範囲を確定する」をクリックします。
「グループを作る」をクリックします。
1行目のデータを一つずつコピーする操作を記録します。
この時、「データ名」は各列の見出しのテキストを入力します。
1行目のデータをコピーしたら、グループタスクの「グループ処理を完了する」ボタンをクリックします。
データビューアから「グループ101」のタブを開くと、CSVの内容がグループデータとして格納されています。
このデータを活用し、Webシステムへの情報入力などの自動化に繋げることができます。
クラウドBOTの拡張機能は、標準のRPA機能だけでは対応できない処理や特殊なデータ操作を実現する手段です。
目的に合った拡張機能を活用して、より便利な自動化を実現しましょう。
操作方法を動画で確認する
注意事項
一部の拡張機能アプリを使用する際には、トランザクションを使用します。
トランザクションについてはこちらをご参照ください。