メール受信トリガーでは、トリガーとして受信したメールに記載されている内容を、BOTの入力データとして渡す事ができます。
今回は入力データとして渡されたメールの本文から、必要な内容を抽出する方法をご紹介します。
※メール受信トリガーの基本的な使い方はこちらをご参照ください。
入力データのサンプル
今回は、下記のサンプルテキストから、「お客様名」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」をそれぞれ抽出します。
お問い合わせ内容
【お問い合わせの種類】:製品に関するお問い合わせ
【お客様名】:山田 太郎 様
【メールアドレス】:t_yamada@example.com
【お問い合わせ内容】:
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抽出設定
抽出は、BOT編集画面の「値を作る」で行います。
「式」でJavaScript正規表現を使う事により、本文テキスト全体から必要な文字列を抽出できます。
お客様名
以下のテキストを式に入力する事で、本文からお客様名のみを抽出できます。
${本文(Text)}.match(/【お客様名】:(.*?) 様/)[1]
メールアドレス
以下のテキストを式に入力する事で、本文からメールアドレスのみを抽出できます。
${本文(Text)}.match(/【メールアドレス】:(.*?)\n/)[1]
お問い合わせ内容
以下のテキストを式に入力する事で、本文からお問い合わせ内容のみを抽出できます。
${本文(Text)}.match(/【お問い合わせ内容】:\n([\s\S]*?)\n/)[1].trim()
※「${本文(Text)}」部分はデータ参照で本文全体を参照しています。
BOTの定義ファイル
今回の抽出は実際にBOTでお試し頂けます。
以下の定義ファイルを自身のクラウドBOTアカウント内にインポートしてご利用ください。
メール受信トリガー設定用(本文抽出サンプル).jws (6.0 KB)
BOTのインポート方法はこちら
インポートしたBOTのデータビューアを開くと、本文(Text)が初期値として入力されています。
「実行」をクリックして処理を終わらせてからデータビューアを開くと、本文から必要な項目が抽出できています。